文楽は人形と浄瑠璃を組み合わせたお芝居。 三味線の調べに合わせ、三人の遣い手により人形が操られます。人と人形が一体となっておりなす義理と人情の世界は見る人の心を打たずにいられません。 清和文楽は山都町の清和地区で郷土芸能として受け継がれている農村芸能であり、江戸時代の末(嘉永年間1848〜53)、阿波・淡路系旅回りの人形浄瑠璃一座から伝えられ、浄瑠璃の好きな村人たちが、農作業の合間に習い覚えて春の祈願、秋のお祭りに自ら奉納を始めたのが興りと言われています。以来、豊作の願いと、日々の安らかな暮らしへの感謝の思いを込めながら、神社や、清和地区の田畑の中の特設舞台で上演が行われてきました。 明治の終わりには一時衰退をしましたが、昭和に入り天皇即位をきっかけに復興。昭和29年に保存会が結成され、昭和32年村指定文化財(当時、清和村)に、昭和54年には熊本県重要無形文化財の指定をうけました。現在も清和文楽館をはじめ、各地で公演を行ない、多くの方々に楽しまれています。 また、資料館で清和文楽に関する資料を展示しています。本物の人形の頭のからくりを自分で動かすことができる体験コーナー、ロボット人形、大型スクリーンでの上映などがあり、公演がない日でも楽しめます。「くまもとアートポリス」参加施設で建築も必見です。
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